2008年5月24日土曜日

映画を観ました。[クローサー]です。

なぜか、いつもジュリアロバーツの映画を観てしまう。
この[クローサー]で演じるジュリアロバーツは、少し悲しそうな演技を見せている。


アリス(ナタリー・ポートマン)は路上で自動車と衝突し、目撃者のダン(ジュード・ロウ)はアリスを病院へ連れて行く。二人はお互いに惹かれ一緒に生活をする。新作本を書き上げたダンはフォトグラファーのアンナ(ジュリア・ロバーツ)と出会いアリスがいるにもかかわらず恋愛感情を抱く。
幸せな恋愛中の人はこの映画を避けたほうがいいかもしれない。しかし、お互い疑心暗鬼になっているカップルはもっと避けたほうがいいかもしれない。恋愛は騙し愛や試し愛(←造語です)だという信念、あるいは経験がある人はビタースゥイートなこの映画を十分に楽しめるかもしれない。「いやあ、そういう恋愛はキライだね」という御仁には肌に合わない可能性がある。
監督&製作のマイク・ニコルズは33年前に「愛の狩人」('71)を造り、そこにはこの映画と同じ性愛が主題
当初はアンナ役にケイト・ブランシェットが決まっていたが妊娠のため降板し、ロバーツにかわったとのこと。どうしようもなく“オンナ”であるアンナ役は、ブランシェットならもう少しピュアに、観客の多くが感情移入できるよう演じられかも、と思った。本作では主演のロバーツとロウより、ポートマンとオーウェンが断然光っている。驚いたのはポートマンの大胆なストリッパー姿。撮影済みのヌードシーンはカットされたとはいえ、腹を据えたポートマンの覚悟と異邦人であるアリス役の緊張感とがいい具合にリンクしたのかもしれない。舞台でダンを演じていたオーウェンは、映画ではラリー役に。巧い俳優は何を演じても様になる。
 原作の戯曲は1997年に英国国立劇場で初演され、イギリス演劇界にて久々の大ヒットを記録したとのこと。数々の演劇賞を受賞し、30ヶ国語に翻訳され、ブロードウェイや東京など世界中で上演されているヒット作だ。映画でも原作者のマーバーが脚本を手がけているため、鮮やかな台詞が印象に残る。そして監督のニコルズは、エンタテインメント界では伝説的な存在。舞台の演出家として 7回のトニー賞に輝き、監督としては1967年の名作『卒業』でアカデミー賞監督賞を、2004年には TVドラマ『エンジェルス・イン・アメリカ』でエミー賞11部門を受賞した名匠。本作の奥深さは、ニコルズ×マーバーの強力タッグが俳優たちから魅力を引き出した結果ともいえるだろうとして取り上げられていた。それをさらに深化し、苛烈に仕上げた作品こそ「クローサー」なのです。

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