2008年5月18日日曜日

ブロークンフラワーズを観ました。

最近、よく映画を観る事が多くなりました。
ケーブルテレビをつけたらちょうどシャローンストーンが出ていたので
つい観てしまったのでした。

映画のあらすじです・・・・・・・・

コンピューターでひと財産を築き、休日は悠々と自宅で静かに映画を観るドン・ジョンストン(ビル・マーレイ)は、初老を迎えた今も独身だった。ある日一緒に暮らしていたシェリーは、いつまでたっても結婚や子供のことなど将来について真剣に考えないドンに愛想を尽かし家を出て行く。そんな日に差出人不明の一通のピンク色の手紙が送られてくる。手紙には20年前に別れた女性が、自分の子供を宿し、今19歳となるその息子が父親探しに、二日前に家を出たと書かれていた。差出人の母親を確かめることにあまり乗り気でないドンだったが、隣家に住む友人の勧めで、心当たりのある4人の女性を探しに旅に出ることに・・・。物語は淡々と進むため、こういう淡々系の映画が苦手な人は、たぶん速攻で眠くなるだろうなあ(笑)。評価が低いのもそういうところだと思うけど、私はこのなんともいえない、じわりじわりとくる淡々系が好きなんだよなあ。若い頃から放蕩し、初老を向かえてなお現実を直視できない男が、突然突きつけられた厳しい現実に、戸惑いながらも初めて目を向けようとする。20年を経て、昔付き合っていた女性たちに会いに行くという、自分に置き換えただけで気まずさ大爆発のシチュエーションにもかかわらず、ピンクの花束を抱えて訪ねて行くという、あまりにも現実を捉えていないドンの厚かましさに、ただそれだけで可笑しくなってしまう。自分と別れた後の彼女たちの人生は、自分の中ではいつまでもただの思い出だけで、二人の時間はそこで止まったままなのです。それ以降の彼女たちの、自分が存在しない人生の歩みなど、自分も含めほとんど考えることはない。それでもそれぞれの人生は今なお現在進行形であり、そんな現実を目の当たりにすることは、なんとも複雑な心境になるだろうなあ。そんなことを思いながらセンチメンタルな気分になり、ビル・マーレイが放つ哀愁のオーラに、次第に切なくなってくる。そしてたった一通の手紙によって、想像もしてなかった場面に立ち会うことになるドンを見ていると、ジャームッシュが言う、偶然に導かれる人生がなんとも愛おしくなってきますね。

シャローンストーンの魅力に吸い寄せらそうな作品でした。

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